あいり歯科クリニック
〒358-0023
埼玉県入間市扇台6丁目8-4
TEL:04-2907-1188
駐車場8台

診療時間
月曜日~土曜日
午前 9:00~12:30
午後 14:00~19:00

※土曜日は17:00迄の診療となります。
休診日  日曜日・祝日
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予防歯科

先進国の中で日本はかなりむし歯の多い方です。12歳児のむし歯保有数をフィンランドと比較すると4倍になっています。それは虫歯の理論と予防歯科が浸透していないからでしょう。むし歯の出来る仕組みや自分自身の「むし歯のリスク」を知ることにより、一生むし歯とお別れすることが出来ます。

あいり歯科クリニックの目標

今あるむし歯を治療し、むし歯の出来る仕組みを理解していただき、むし歯のなりにくい人を作り口腔の健康を守ることです。そのためにあなたのホームドクターとして私たちに出来ることをお手伝いさせていただき、一生むし歯のない健康な歯で食事が出来る環境を作りたいと思っております。

むし歯の実態

日本では、1970年代に“むし歯の洪水”といわれた時代がありました。
当時はむし歯になるのは当たり前と認識されてしまうほど、むし歯が多い時代でした。1970年以前に生まれた方は、治療したむし歯の跡がたくさんあるのではないでしょうか?
ところが、最近の子どもたちのむし歯はどんどん減ってきています。むし歯にかかったことのない子供も増えています。12歳児のDMF歯数は減少傾向にありますが、先進諸国のなかでは際だって高い数値を示しています。
最近はむし歯の成り立ちや原因の研究が進んだ結果、むし歯のメカニズムはかなりの部分まで解明され、むし歯はほとんど予防できるようになりました。
むし歯予防は歯みがきだけをすれば良いという事ではありません。年齢や生活背景、唾液の質やムシ歯菌の量などのむし歯リスクに着目し、一人ひとりの状態に応じた予防法を実践していかなければいけません。
自分のむし歯のリスクを見極めて、あなたにはあなたのむし歯対策を。それがむし歯予防の早道です。

むし歯とは

お口の中は、普通は中性です。それが食事や、お菓子に入っている糖分がお口に中に入ることにより、ミュータンス菌などのむし歯菌が糖分を栄養にして活動し、酸を出します。
お口の中は中性から酸性に変わり、酸性に変わったことによりその酸が歯のカルシウムを溶かし、歯質が弱くなり、ついには穴が開いてしまう病気のこと。
みなさんは気付いていませんが、食事をしたりジュースを飲んだりするたびに酸が出てきて、歯の表面を溶かしています。食事が終わると唾液の作用でゆっくりと中性に戻っていきます。中性に戻ると先ほど溶けたところを再生し、むし歯にならないようになっています。 そして、再生する時間と溶ける時間のバランスが崩れるとむし歯ということになります。
むし歯は歯周病と同じように、重症になるまでは自覚症状が少ないため自分では気づきにくいことが特徴です。しかし、歯に穴が開く前に定期健診などで発見できれば、元の状態に戻すことができます

むし歯の原因

むし歯の原因は何だと思いますか?「歯みがきが十分じゃなかったから?」「お砂糖の入った食べ物をたくさん食べたから?」。でも皆さん、ちょっと腑に落ちないと思いませんか?「一生懸命歯みがきしているのにむし歯になる人」や「甘いものが大好きで歯磨きをしないのにむし歯にならない人」があなたの周りにきっといるはず。それではむし歯の原因は一体何なのでしょうか? むし歯は、食べ物を栄養にむし歯菌が活動して酸を作り出し、その酸によって歯が溶けてしまう病気です。むし歯は「歯質や唾液」「食べ物」「菌(むし歯菌)」の3つの要因が悪い条件で重なった時に発生します。つまりむし歯菌が多い人や歯の質が弱い人、食習慣が乱れている人はむし歯になるリスクが高いのです。しかし、悪い条件がそろわないようにコントロールすることで予防ができます。どんなコントロールが必要なのかは人それぞれです。

あいり歯科クリニックでは、ただ歯みがきを頑張るという予防法から、一人ひとりの状態に応じた予防法を実践しております。自分のむし歯のリスクを見極めて、自分にあったむし歯対策を実践することが大切なのです。

虫歯菌とは

 むし歯菌の主な菌は、「ミュータンス連鎖球菌」と「ラクトバチラス菌」です。
ミュータンス連鎖球菌は、歯に付着する能力と酸を作り出す能力があり、むし歯の発生と進行に関係しています。
ラクトバチラス菌は、酸を作り出す能力が非常に強く、むし歯の進行に関係しています。お口の中に存在するむし歯菌の数には個人差があり、菌数が多いとむし歯になりやすいといえます。あいり歯科クリニックではお口の中のむし歯菌の数を測定してカリエスリスクを測定しております

虫歯菌は感染します

人間のお口の中には、多かれ少なかれむし歯菌が存在すると思っていいと思います。
でも、むし歯菌は、生まれたての赤ちゃんのお口の中には存在しません。実はむし歯菌は、子どもの周囲にいる人たち(主に母親などの保育者)から子どもに感染するのです!
ミュータンス菌はいったん口腔内に定着してしまうとコントロールが難しいので、定着させないことが齲蝕予防のキーポイントです。
むし歯菌の少ない子どもに育てるためには、保育者が自分のお口のむし歯菌を減らして、感染させないことが一番大切です。

歯は削れば削るほど弱くなる?

歯は削れば削るほど、弱くなっていきます。
金属で被った歯はもうむし歯にならないと思っている人が多いですが、一度治療のために削った歯は、むし歯(歯周病も)の再発のリスクが高くなります。
詰め物と歯の境目の部分に隙間ができると、そこに溜まったプラーク(歯垢)はハミガキでは取り除くことができないからです。
むし歯は症状が進んで穴が大きくなってしまうと治療の際に削る量が多くなり、病巣が歯の中の歯髄(神経)に達してしまえば、歯髄を取らなければいけなくなります。歯髄を取ってしまった歯は、歯に栄養分が供給されにくくなるため、歯も寿命はとても短くなってしまいます。
一生自分の歯で食べるためには、なるべく歯を削らないことが大切(むし歯になってしまった歯は削らなくてはいけません)。そのためには、むし歯はなるべく初期のうちに処置しないといけません。
穴が開く前の初期段階でむし歯を発見し、健全な状態に戻すために、定期的に歯科医院で健診を受けましょう。

むし歯で歯を削らないために

むし歯は進行すればするほど削る量も治療回数も治療費も増え、歯の寿命が縮まる病気です。
早めに発見して手を打つのがむし歯から歯を守る秘訣です。
痛いなどの自覚症状が出る前の初期むし歯なら、歯を削らずに治療することが可能な場合もあるのです。
しかし、自覚症状のないむし歯を自分で発見するのは至難の業です。削らずに済む初期のむし歯のうちに発見できるよう、定期健診で歯科医師や歯科衛生士にチェックしてもらうのが一番確実な方法です。
要するに定期検診はものすごく重要だということです。
また、むし歯の発生予防や初期むし歯のケアのためにご家庭でできることとしては、フッ素入りの歯磨剤やフッ素入りの洗口液などが挙げられます。

フッ素の効果

フッ素はむし歯予防に一番効果があるといわれています。歯を磨いた人とフッ素洗口剤でうがいを行った人のどちらがむし歯になりにくかったかを比較した研究ではでは、フッ素でうがいをしていたほうがむし歯になりにくかったというデータもあります。そしてフッ素は低濃度のものを毎日継続して使用するのが最も有効であるといわれています。
あいり歯科クリニックではフッ素洗口剤を販売しております。

むし歯になりやすい人とは

むし歯のなる危険度のことを、カリエスリスクといいます。
カリエスリスクの高い人は

  • ①むし歯菌が多い人・・・むし歯菌によりどんどん歯が溶かされていきます。
  • ②甘いものを良く食べる人・・・むし歯菌にたくさん栄養を供給しています。
  • ③何度も食べたり飲んだりする人・・・食事の度に歯は溶けていきます。
  • ④唾液の少ない人・・・食べ物やむし歯菌、酸を十分に洗うことが出来ず、歯が溶けやすく再生も遅くなります。
  • ⑤フッ素を使ってない人・・・強い歯になりにくく、再生も遅くなります。
  • ⑥ブラッシングの不十分な人・・・食べ物やむし歯菌、酸を取り除けないので、むし歯の進行が早くなります。
  • ⑦むし歯の経験が多い人・・・むし歯の経験が多いと被せ物も多くなり、被せたところには隙間が生じむし歯になりやすくなります。
  • ⑧唾液緩衝能の低い人・・・唾液緩衝能が低いと歯が溶けている時間が長くなりむし歯になりやすくなります。

「一生懸命歯みがきしているのにむし歯になる人」、逆に、「あんまり歯みがきしないのにむし歯にならない人」がいてなぜだろうと思っている人以外に多いと思いますが、それは上記に記したようにむし歯の原因はブラッシングだけではないからです。
カリエスリスクが違えば予防法も違います。
「どうしてむし歯になったのか?」を理解することがむし歯予防の早道です。カリエスリスクが違うのに、同じように歯みがきだけをしていてもムシ歯は防げません。自分にあった予防法を実践することが大切です。
あいり歯科クリニックでは、お口の中から唾液やプラーク(歯垢)を採取し、カリエスリスクを調べることができます。“むし歯菌の量”や“唾液の能力”を科学的な唾液検査で把握し、むし歯の数や食事の回数などをコンピューターに入力することによりカリエスリスクの診断が出来ます。コンピューターがはじき出した結果に基づいて、なぜむし歯になったのかを考え、患者さん一人一人にアドバイスをすることが出来ます。

唾液検査(むし歯菌検査)

唾液検査で何がわかるの?

あなたの本当の虫歯の原因がわかります。

原因が違えば、予防法も違います

虫歯の原因の組み合わせは人それぞれ。毎日歯磨きをしていても虫歯になる人とならない人がいるのはそのためです。
検査は簡単・短時間、もちろん痛くありません。

検査の概要

はじめに
イスにリラックスして腰掛けた状態で、味の付いていないガムを噛みながら、静かにだ液を出します。(5分間)

検査1
あなたのだ液の量はどれくらい?
だ液が多く出るほど、
  (1) 口の中の食べ物を早く洗い流します。
  (2) 歯の質を強くします。
  (3) 抗菌作用がはたらきます。

検査2
あなたのだ液の中和力はどれくらい?
食後の歯がとけやすい環境から、どれくらい早く通常の状態に戻るのかが分かります。

検査3
あなたの虫歯菌の数はどれくらい?
だ液から虫歯菌を検出し、どんな菌が多いのか調べます。(検査棒を舌にあてます)

唾液検査を受けた後は?

あなたが実行しやすい、効果的な虫歯の予防法をご提案します
もし、今あなたが虫歯になりやすかったとしても、これから先虫歯にならない可能性を、高めることができます。
できることから始めましょう。

シーラント

奥歯のかみ合わせの部分は形が複雑で、溝も深いため汚れ(プラーク)が溜まりやすく虫歯が発生しやすい所です。生えて間もない奥歯は、お子様の歯ブラシでは毛先が届きにくく、また歯質が弱いので虫歯になる危険性が高くなります。
シーラントは噛み合わせの部分の溝に汚れが溜まらないようにプラスチックを流し込み埋めて、虫歯になりにくくする予防的な処置です。
シーラントには歯質を強くするフッ素も含まれています。(シーラントは保険適応です。)

むし歯の進み方と必要な治療

みなさんは歯が「痛くなった時」「しみる時」「黒っぽくなった時」このような症状が出た時に「あれ?むし歯かな?」と気づくのではないでしょうか。
特に奥歯のむし歯は痛くならないと気づかない人が多いかもしれません。しかし、実は痛くなった時にはむし歯はかなり進行しています。ここまで来ると削って詰める治療が必要になります。しかし、自覚症状が出る前のむし歯なら、歯を削る必要がない場合もあるのです。
むし歯の進行の度合いと症状、必要な治療についてご紹介していきましょう。

初期状態 初期状態 初期状態 初期状態 初期状態
①歯の表面が白くにごってくすんで見える初期むし歯の状態。放っておくとむし歯に進行してしまいます。 ②むし歯がエナメル質に進行し、歯の表面が白くにごったり黒く見えている状態。痛みは感じません。 ③むし歯が象牙質にまで進行し、歯の表面が黒く見えている状態。咬む時に痛みを感じることもあります。 ④むし歯が進行し、神経にまで達した状態。ここまで進行が進むと時には激しい痛みを感じることがあります。 ⑤むし歯の進行により歯冠部が大きく壊れて歯根部だけが残った状態。この段階では痛みは感じなくなってきます。
  • ①の状態:初期ムシ歯の状態です。歯の内部でカルシウムなどのミネラルが溶けているものの、穴はあいてはいない(表層下脱灰)ので、フッ素などを使って再石灰化を促進してあげれば、削らなくても元通りに修復できる可能性があります。
  • ②の状態:ムシ歯の進行はエナメル質のみなので、場合によっては削らなくても進行を止めることができます。
  • ③の状態:ムシ歯が象牙質まで進み「痛い」「しみる」という自覚症状が出るとき。ここまで来ると削って詰めるという治療が必要になります。 ここで、「痛いなぁ」「しみるなぁ」「黒くなっているなぁ」と思いつつも、「歯医者さんへ行くの嫌だし」「忙しいから時間ないし」とついつい放置してしまうと大変です。
  • ④の状態:病巣が神経まで達し、激しい痛みに悩まされることも。
  • ⑤の状態:歯冠部崩壊して歯根だけが残った状態になりますが、痛みは感じなくなってきます。しかし、この状態での治療は、抜歯の可能性も出てくるのです。⑤の状態になって、“痛くない”からといってさらに放っておくと、歯の神経の先まで細菌が進入し、細菌や膿がたまってしまうことがあります。稀に骨や血中に細菌が進入し炎症が起こることもあります。たかがムシ歯と侮っては絶対にいけないのです。

カリエスリスクとライフステージ

カリエスリスには個人差があります。またライフステージよってカリエスリスクが変化します。

乳幼児期

生後6カ月頃から乳歯が生え始め、この頃にむし歯菌が周囲にいる人たち(主に母親などの保育者)から子どもへ感染します。感染予防のために周りの人がお口を清潔に保ち自分自身のむし歯菌を少なくするように心がけましょう。
乳歯は永久歯に比べてむし歯が進みやすい特徴があります。
乳幼児期には保護者による歯みがきを習慣化し、うがいができるようになったら、フッ素入り歯磨剤の使用とフッ素入りの洗口剤をオススメします。 また、哺乳瓶う蝕にも注意しましょう。
哺乳瓶う蝕とは、糖分の入ったもの(ジュースやスポーツドリンク)を哺乳瓶で習慣的に与えることで、上顎の前歯が急速にむし歯になる状態のことです。
甘い飲み物を哺乳瓶で与えるのが習慣化しないように注意が必要です。

学童期

永久歯が生え始め、乳歯と混在するために歯みがきが難しくなります。歯並びや歯の大きさに合ったハブラシの選択と保護者による仕上げみがきをしっかり行いましょう。
特に6歳臼歯(第一大臼歯)は、乳歯の奥に生えてくるため、歯みがきがしにくかったり、生えてきたことに気づかなかったりして、大変ムシ歯になりやすい歯です。保護者の方が仕上げみがきの際に気を配るようにしましょう。
また、生えたての永久歯も、乳歯と同様に酸に溶けやすくムシ歯になりやすいので、フッ素入りの歯磨剤や仕上げ用のデンタルリンスの使用がオススメです。

思春期

思春期は、部活動や塾通い、受験などによって今までのライフスタイルから大きく変化し、親の目が届きにくくなる時期です。おこづかいで買い食いをしたり、部活動の後にスポーツドリンクを飲んだり、受験勉強で夜食が増えたりする上に、毎日の歯みがきも本人に委ねられるため、歯みがき習慣も乱れがちです。
そのため、むし歯も発生しやすくなるので注意が必要です。規則正しい生活を心がけましょう。

成人

オフィスで仕事をしながらコーヒーや紅茶を飲む人や、仕事をしながらついついおやつを食べてしまう人は多いと思います。この“ながら食べ”は要注意です。何かをしながらの飲食は長時間に及ぶことが多く、“だらだら食い”の原因になるのです。そして、長い時間かけて食べたり飲んだりすると、カリエスリスクがとても高くなります。
仕事をしながらのコーヒーや紅茶には砂糖を入れないようにして、おやつも時間を決めて食べるようにしましょう。
また、“2次う蝕”にも気をつけましょう。2次う蝕とは、1度治療した詰め物の境目からムシ歯が再発することです。
一度ムシ歯にかかった部分は再発のリスクがとても高いのです。詰め物の部分は丁寧に歯みがきをしましょう。

高齢者

加齢や歯周病によって歯肉が下がってしまうと、歯の根の部分が露出して根面う蝕が発生します。
歯の根の部分はやわらかく、とてもムシ歯になりやすいのです。特に高齢者は唾液が減少している方も多いため、根面う蝕のリスクが高くなります。
唾液が減少して口が渇くと飴やガムがほしくなりますが、砂糖の入っているものはカリエスリスクを高めますので、注意しましょう。
キシリトール入りのガムや飴も売られていますので上手く取り入れるのも良いでしょう。
丁寧な歯みがきと共にフッ素入りの歯磨剤や仕上げ用デンタルリンスの使用がおすすめです。

キシリトールのむし歯予防効果

キシリトールとは

キシリトールは、多くの果実や野菜の中に天然で含まれる自然の甘味料です。例えばイチゴには、乾燥したときの重量100グラム中に約300mgのキシリトールが含まれています。砂糖と同じくらいの甘さがあり、カロリーは4分の3です。
血糖値に影響を与えないので糖尿病の患者にも使用しやすいです。
また人のからだのなかでも、肝臓で1日あたり約15グラムのキシリトールが作られています。

キシリトールの安全性

キシリトールは白樺などの木からとれる「キシランヘミセルロース」を原料に作られています。
日本では、1997年4月に食品添加物として認可されましたが、その10年以上前から点滴の輸液成分として使用されるなど、キシリトールは人体にとって安全なものとして知られています。
またアメリカでは、その安全性から「1日にどれだけ摂取してもよい」食品として扱われています。

キシリトールガムの効果

キシリトールガムがむし歯予防に効果がある複数の理由があります。
キシリトールは口の中で「酸」をまったく作りらないため「むし歯の原因にならない」ということ。
さらに酸性になっているお口を中和する働きも持っています。唾液も出やすくなり、むし歯になりにくい状態に保ってくれます。
もう1つは「むし歯の発生、進行を防ぐ」という効果。むし歯の原因となるプラークをつきにくくし、歯の再石灰化を促します。
さらにキシリトールは、むし歯の大きな原因とされる原因菌(ミュータンス菌)の活動を弱める働きを持っています。
このむし歯原因菌への働きは、他の甘味料にはみられないキシリトールだけの効果です。

フッ素のむし歯予防効果

①再石灰化の促進:
フッ素がむし歯になりかかった部分へのミネラルの取り込みを助け、歯の回復(再石灰化)を促進します。

②歯質の強化:
フッ素が歯のエナメル質や象牙質に取り込まれて、強い結晶構造をつくることで、歯を強くします。

ミュータンス菌の抑制:
フッ素の抗菌力により、むし歯の原因菌のひとつであるミュータンス菌の働きを抑えてくれます。

唾液の働き

お口の中のpHを中性に保つ(緩衝作用)
飲食後は細菌が砂糖や炭水化物を分解して作り出す酸によってお口の中が酸性に傾きます。酸性の状態が長時間続くと、歯の表面からカルシウムやリンが溶け出し虫歯が始まります(脱灰といいます)。歯が溶けてムシ歯になりますが、唾液のもつ緩衝作用によって、お口の中をいち早く中性に戻すことで、歯が溶けて、ムシ歯になるのを防ぎます。ですから、中性に戻す能力が低い唾液を持つ人はムシ歯にかかりやすいといえます

酸によって溶けた歯を修復します(再石灰化作用)
ムシ歯菌が出した酸によって歯のカルシウムやミネラルが溶け出しますが、唾液にはカルシウムやミネラルを歯に補充し、修復するはたらきがあります。これを再石灰化作用といいます。
この再石灰化作用が弱い人はムシ歯になりやすいといえます。

お口の中を清潔に保つ(自浄作用)
唾液は、お口の中を洗い流す役目を果たします。
だから唾液の分泌量が少なくなってしまうと、お口の中が汚れやすくなり、ムシ歯になったり、口臭が出たりしやすくなります。

生体を守る(生体防御のはたらき)
唾液に含まれるリゾチームは、抗菌作用を持った酵素で細菌などを防ぐ役割をしている生体防御機能をもっています。
また、唾液に含まれるムチンなどは、菌を凝集させ、菌塊とし、口内から排出するはたらきをしています。